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転職で年収はどう決まる?上がる・下がる・交渉の考え方を整理

2026年4月22日

転職で年収を考えるとき、「どれくらい上がるのか」だけでなく「下がることはあるのか」「希望年収はどう伝えるのか」で迷いやすいものです。実際、転職後の賃金は上がる人もいれば、下がる人や変わらない人もいます。

このページでは、転職時の年収の見方を整理しながら、上がる・下がるケース、希望年収の決め方、交渉の進め方まで順番に確認します。金額の相場だけでなく、自分の条件に当てはめて判断しやすい形でまとめます。

全部を一度に決めようとすると、求人票の見方も交渉のタイミングもぶれやすくなります。まずは「現年収の内訳」と「求人票の想定年収」を同じ見方でそろえるところから読むと、比較しやすくなります。

ここまでの見分け方を、求人票に当てはめる段階です。


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転職で年収はどう決まる?まず整理したい3つの見方

転職の年収で最初に整理したいのは何か。「現年収」「希望年収」「求人票の想定年収」を分けて見ることです。3つを混ぜると、上がったか下がったかの判断も、交渉のしやすさもぶれやすくなります。企業は希望年収を、予算に合うかと自己評価が妥当かの両方から見ています。

厚生労働省の令和6年上半期「雇用動向調査結果の概要」では、転職入職者の賃金変動は「増加」40.0%、「減少」28.9%、「変わらない」29.5%でした。転職で年収が上がる人もいれば下がる人もいるため、平均だけで判断するより、どの数字を比べているかをそろえるほうが実用的です。

まずそろえたい3つの違い

見る項目

何を指すか

現年収

いま、または前職で受け取っていた年間総支給額

希望年収

転職先に伝える、希望するレンジや最低ライン

想定年収

求人票や企業側が想定している年収レンジ

この比較で決まるのは、「いまの自分の基準」と「応募先の基準」がかみ合っているかです。ここがずれると、求人票を見ても高いのか低いのか判断しにくくなります。

Q. 現年収は手取りで考えてよいですか?

A. 手取りではなく、年収は年間総支給額でそろえて見るほうが安全です。希望年収も、手取り額ではなく総支給額で考えるほうが求人票と比較しやすくなります。

手取りを基準にすると、税金や社会保険料の引かれ方が状況で違うため、求人票の年収レンジと比べにくくなります。
まずは、基本給、賞与、固定残業代、各種手当が年収にどう含まれているかを確認して、同じ土台で見比べるのが先です。

確認順はこの3つです

  1. 現年収の内訳を出す
  2. 求人票の想定年収に何が含まれるか見る
  3. 希望年収を「理想」と「最低ライン」に分ける

全部を細かく詰める必要はありません。最初は「賞与込みか」「固定残業代込みか」「住宅手当などが別か」だけでも確認できると、比較の精度がかなり上がります。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、「前職年収」と「転職初年度年収」を同じものとして見てしまうことです。
たとえば前職では賞与が満額だったのに、転職初年度は賞与算定期間の都合で満額にならない場合があります。このとき、求人票の年収だけ見て同額だと思うと、入社初年度の受け取り感は下がることがあります。

原因は、年収の総額だけを見て、内訳や初年度条件を見ていないことです。
直し方は、求人票や面接で「想定年収に含まれる項目」と「初年度の賞与条件」を分けて確認することです。見る場所は、給与欄、賞与欄、固定残業の記載、待遇欄の順がわかりやすいです。

年収条件が並ぶほど、先に“同じ見方で比べる”だけでも迷いが減ります。


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転職で年収が上がる人・下がる人の違い

転職で年収は何で変わるのか。年収が動きやすいのは、「同じ強みをそのまま使えるか」と「企業側が早く任せたい仕事があるか」の組み合わせです。経験がそのまま通用しやすい転職では上がりやすく、未経験業界や働き方を大きく変える転職では、年収が下がることもあります。だから「転職=年収アップ」と決めつけるより、どの条件を変える転職なのかを見るほうが判断しやすくなります。

年収は、職種、業界、勤務地、役割の広さ、マネジメント有無などで差が出ます。たとえば同業種・同職種で責任範囲が広がる転職は比較しやすい一方、異業種・未経験職種への転職では、育成前提としてスタート年収が抑えられることがあります。読者が知りたいのは平均額より、「自分の転職はどちらに近いか」です。

上がりやすいケースと下がりやすいケースの比較

上がりやすい見方

下がりやすい見方

同業界・同職種で経験をそのまま使える

未経験職種・異業種に移る

数字で示せる実績がある

ポテンシャル採用が中心になる

責任範囲や役職が広がる

時短・残業減・勤務地優先で条件を変える

人手不足の職種や専門性がある

まず経験を積む段階に入る

この比較で決まるのは、希望年収を強めに置けるか、それとも仕事内容とのバランスで見るべきかです。金額だけでなく、何を引き換えにしているかまで見ると判断しやすくなります。

Q. 年収が下がる転職は避けたほうがよいですか?

A. 年収が下がることだけで、すぐに避ける必要はありません。仕事内容、働き方、将来の伸び、通勤や残業の負担まで含めて見たときに納得できるかで判断したほうが比較しやすくなります。

たとえば、残業が多い仕事から残業少なめの仕事へ移る場合、額面年収は下がっても、生活の負担や今後の続けやすさが改善することがあります。
反対に、年収が上がっても固定残業や役割負担が大きく、想定していた働き方とずれることもあります。

まず1つだけ見るなら「再現性」です

迷ったときは、「前職の実績を新しい職場で再現できるか」を先に見ます。
再現しやすいなら、企業は即戦力として評価しやすく、年収交渉の余地も出やすくなります。再現しにくいなら、入社後の期待値は高くても、最初の提示額は慎重になりやすいです。

再現性を見るときのチェックはこの3つです。

  1. 同じ業務内容か
  2. 同じ成果指標で評価されるか
  3. 入社直後から任される範囲が近いか

この3つがそろうほど、年収比較はしやすくなります。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、「年収アップ求人」に見えても、実際は働き方や条件が大きく違うことです。
たとえば想定年収が高く見えても、固定残業時間が長い、賞与変動が大きい、役職手当込みで一般社員には当てはまりにくい、といった見落としが起こりやすいです。

原因は、年収額だけ先に見て、仕事内容や評価条件を後回しにしてしまうことです。
直し方は、「仕事内容 → 必須条件 → 想定年収の幅 → 固定残業・賞与 → 働き方」の順で見ることです。確認の見方をそろえると、高く見える求人と実際に比較しやすい求人を分けやすくなります。

未経験可の求人も含めて見比べると、どこで年収が変わるのかが見えやすくなります。


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希望年収はいくらにする?決め方の目安

希望年収はいくらで伝えるべきか。希望年収は「理想額」ではなく、「現実的に比較できる金額」と「これより下は再検討する最低ライン」に分けて考えると決めやすくなります。高すぎても低すぎても判断がぶれやすいため、まずは現年収の内訳と、応募先で活かせる経験の大きさをそろえて見るのが先です。

企業が希望年収を確認するのは、採用予算と合うかだけでなく、本人の自己評価と業務内容が合っているかを見る意味もあります。希望年収を決めるときは、「いくら欲しいか」だけではなく、「その金額を求人票と職務内容で説明できるか」を基準にすると、伝え方もぶれにくくなります。

希望年収を決めるときの見方

見る基準

考え方

現年収

まず比較の土台にする金額

活かせる経験

即戦力性が高いほど上乗せを考えやすい

求人票のレンジ

企業側の予算感とずれていないかを見る

最低ライン

仕事内容や働き方を踏まえて下限を決める

この比較で決まるのは、「強めに交渉する求人」と「まず条件確認を優先する求人」の見分け方です。全部に同じ希望年収を当てるより、求人ごとに見方を少し調整したほうが比べやすくなります。

Q. 希望年収は現年収より高く言うべきですか?

A. 現年収より高く伝えること自体は不自然ではありません。大事なのは、その金額にした理由を仕事内容や経験と結びつけて説明できるかです。

同業種・同職種で、入社後すぐに任される範囲が広がるなら、現年収より上のレンジで考えやすくなります。
一方で、未経験職種や働き方を優先する転職では、現年収維持を第一目標にするほうが比較しやすい場合もあります。

決め方は「3段階」にすると考えやすいです

  1. 現年収と同水準か、少し上かを基準線にする
  2. 応募先で活かせる経験が強いなら上振れ幅を考える
  3. 下がる場合でも受け入れられる最低ラインを決める

このとき、希望年収を1点で固定しすぎると動きづらくなります。
「〇〇万円を希望します」より、「〇〇万円前後を目安に、仕事内容や評価制度も含めて相談したいです」と幅を持たせたほうが、求人ごとの比較がしやすくなります。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、求人票の高い金額だけを見て、そのまま希望年収にしてしまうことです。
求人票の上限額は、経験や役割、評価条件を満たした場合の想定を含むことがあり、誰でも同じ条件で入るとは限りません。

原因は、年収レンジの「上限」を自分の基準にしてしまうことです。
直し方は、求人票を見るときに「下限に近い採用か」「中間レンジか」「上限に近い採用か」を仕事内容と必須条件から先に見ることです。確認の見方としては、募集ポジションの役割、必須経験年数、マネジメント有無、評価制度の順で確認すると整理しやすくなります。

条件が増えるほど、先に“見る順番”を揃えると迷いが減ります。


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年収交渉はいつする?伝え方と失敗しにくい進め方

年収交渉はいつするのがよいのか。年収交渉は、選考の初期よりも、企業が採用したい意向を固めた段階で進めるほうが話しやすくなります。転職支援サービスの解説でも、交渉は内定前後の条件提示の段階が進めやすいとされています。選考の早い段階で金額だけを前面に出すより、仕事内容と期待役割が見えてから話すほうが、根拠をそろえやすいからです。

交渉がうまくいきやすいかどうかは、強気に出るかではなく、「なぜその金額を希望するのか」を仕事内容に結びつけて話せるかで変わります。年収交渉は、気持ちの問題ではなく条件調整です。前職年収、今回任される範囲、入社後に期待される役割がつながっていると、企業側も検討しやすくなります。

交渉しやすいタイミングの違い

タイミング

見方

書類・初回面接

希望条件の確認はされても、詳細交渉は早すぎることが多い

面接中盤〜終盤

役割や期待値が見え始め、希望額の根拠を伝えやすい

条件提示・内定前後

最も整理して話しやすい段階

入社承諾後

動かしにくくなりやすい

この比較で決まるのは、「今は希望を伝える段階か」「具体的に条件調整する段階か」です。タイミングをずらすだけでも、伝わり方はかなり変わります。

Q. 年収交渉は内定後でも遅くないですか?

A. 遅すぎるとは限りません。条件提示の前後は、企業側も年収や待遇を具体化する段階なので、根拠があれば相談しやすい場面です。

ただし、承諾後に大きく条件を変えようとすると、話が進みにくくなることがあります。
そのため、希望がある場合は、仕事内容と期待役割が見えた時点で、条件提示の前後までに伝えるほうが整理しやすいです。

伝え方は「希望額」より「根拠」を先にします

交渉では、金額だけ先に言うと通りにくくなります。
先に伝えたいのは、次の3つです。

  1. 前職で担っていた役割
  2. 応募先で再現できる経験や成果
  3. 今回のポジションで期待される範囲

そのうえで、「これまでの経験と今回の業務内容を踏まえると、〇〇万円前後を目安に相談したいです」のように伝えると、金額だけが浮きにくくなります。
求人票の上限額をそのまま希望するより、仕事内容に沿って話すほうが比較しやすくなります。

避けたい伝え方

避けたいのは、「他社はもっと高いので上げてほしい」と金額比較だけで押す言い方です。
他社比較そのものがだめというより、仕事内容や役割の説明がないまま金額だけを出すと、条件の妥当性が見えにくくなります。

また、「最低でもこれ以上でないと無理です」と早い段階で強く固定しすぎると、まだ役割が見えていない時点では話しづらくなります。
特に未経験寄りの転職では、まず仕事内容との整合性を作るほうが進めやすいです。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、「年収交渉=強く言える人が有利」と考えてしまうことです。
原因は、交渉を駆け引きとして見てしまい、条件整理として考えられていないことです。

直し方は、交渉前に「現年収の内訳」「今回の職務範囲」「譲れない最低ライン」を1枚で整理することです。
確認の見方としては、仕事内容、役割の広さ、評価条件、想定年収レンジの順で話せるようにしておくと、金額だけの会話になりにくくなります。

求人票の条件を見ながら話す準備をしておくと、交渉できる求人と、まず比較を優先したい求人を分けやすくなります。


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現年収を聞かれたらどう答える?盛る・間違える不安への整理

現年収を聞かれたら、何を基準に答えればよいのか。現年収は、手取りではなく年間の総支給額ベースで整理し、確認できる数字で答えるほうがずれにくくなります。国税庁は源泉徴収票の「支払金額」欄を、その年に支払が確定した給与等の総額として案内しています。まずはこの欄を基準に確認すると、自己申告のぶれを抑えやすくなります。

企業が現年収を確認するのは、単に金額を知りたいからではなく、希望年収との整合や、選考中の条件調整の参考にするためです。確認資料として源泉徴収票が使われる場面もあり、転職時に前職の源泉徴収票が必要になることがあると案内されています。

現年収を確認するときの見方

確認するもの

見方

源泉徴収票の支払金額

その年に支払が確定した給与等の総額を見る

賞与の有無

年収に含まれているかを確認する

固定残業代・各種手当

年収に含めて比較するかをそろえる

今年の見込み年収

まだ確定していない分は見込みとして分けて考える

この比較で決まるのは、「確定した数字」と「見込みの数字」を混ぜないことです。ここが整理できると、面接や条件面談で答えやすくなります。

Q. 少しくらい高めに伝えても大丈夫ですか?

A. 高めに見せるために意図的に盛るのは避けたほうが安全です。転職活動での経歴や条件に関する虚偽は、選考や入社後の信頼に影響しやすい論点だからです。転職支援サービスでも、転職活動での嘘にはリスクがあると整理されています。

現年収は、あとで書類確認や条件調整の段階で整合を見られることがあります。
少しのつもりでも、賞与込み・なし、手当込み・なし、見込み額・確定額を混ぜると、結果として「違う数字を伝えた」状態になりやすいです。

伝え方は「確定額」と「見込み」を分けます

答え方は、次の形にすると整理しやすいです。

  1. 昨年の確定年収を伝える
  2. 今年の見込み年収があれば分けて伝える
  3. 賞与や手当の扱いで補足が必要なら一言添える

たとえば、「昨年の年収は〇〇万円です。今年は賞与見込みを含めると△△万円前後です」のように分けると、誤差の理由が伝わりやすくなります。
数字を大きく見せるより、内訳が説明できるほうが、条件交渉でも話を進めやすくなります。

間違えて伝えたときはどうするか

間違いに気づいたら、早めに修正したほうが整理しやすいです。
そのまま進めると、選考途中や条件提示の段階で数字の差が大きく見えやすくなります。

伝えるときは、言い訳を重ねるより、どこが違っていたかを短く直します。
たとえば「先日お伝えした年収について、賞与の扱いを含めて再確認したところ、正しくは〇〇万円でした」のように、修正点を明確にすると伝わりやすいです。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、「年収」と言われたときに、月給ベースで計算した数字や、今年の見込みをそのまま答えてしまうことです。
原因は、源泉徴収票の確定額と、直近の見込み額を分けずに考えていることです。

直し方は、先に源泉徴収票の「支払金額」を確認し、そのうえで今年の見込みは別枠でメモしておくことです。確認の見方としては、「昨年の確定額 → 今年の見込み → 補足が必要な手当や賞与」の順に並べると、面接でもぶれにくくなります。

数字の伝え方に迷うときほど、求人票側の年収表記も同じ土台で見比べると整理しやすくなります。


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転職で年収だけで決めないための比較ポイント

転職先は年収だけで決めるべきか。年収は大事な比較軸ですが、仕事内容・働き方・今後の伸びを一緒に見ないと、入社後に「思っていた条件と違った」と感じやすくなります。年収が高く見えても、残業や役割負担が重い場合もあれば、少し下がっても続けやすさや将来の選択肢が広がる場合もあります。

迷いやすいのは、年収が数字ではっきり見える一方で、働きやすさや成長機会は見えにくいからです。
だからこそ、年収だけで比較するのではなく、「何と引き換えになっているか」をそろえて見ると判断しやすくなります。

年収と一緒に見たい比較ポイント

比較する項目

見る意味

仕事内容

同じ年収でも負担や求められる役割が違う

勤務地・働き方

通勤、転勤、在宅可否で生活の負担が変わる

残業・休日

年収の見え方と実際の働き方がずれることがある

今後の伸び

今は同水準でも、次の役割や昇給の見通しが違う

この比較で決まるのは、「今の金額を優先するか」「数年単位で見た納得感を優先するか」です。
条件を横並びにすると、年収が高い求人が自分に合うとは限らないことも見えやすくなります。

Q. 年収が高い求人を優先して見たほうがよいですか?

A. 年収が高い求人から見ること自体は問題ありません。ですが、仕事内容や働き方を後回しにすると、比較の軸がぶれやすくなります。

たとえば、想定年収が高くても、固定残業時間が長い、求められる役割が広い、転勤前提、といった条件が重なることがあります。
反対に、年収は少し控えめでも、通勤負担が小さい、働き方が安定している、経験を積みやすい求人のほうが合うこともあります。

迷ったら「譲れない条件」を3つに分けます

年収だけで決めにくいときは、条件を次の3つに分けると整理しやすいです。

  1. 譲れない条件
  2. できれば欲しい条件
  3. 今回は捨てる条件

たとえば、「年収維持は譲れない」「在宅勤務はできれば」「役職は今回はこだわらない」という形です。
全部を満たす求人を探すより、優先順位を先に決めたほうが、求人票を見たときに迷いが減ります。

よくあるつまずきと直し方

よくあるつまずきは、年収が高い求人を見つけた時点で、ほかの条件を細かく見なくなることです。
原因は、年収が比較しやすい数字なので、安心材料として先に強く見えてしまうことです。

直し方は、求人票を見る順番を固定することです。
「仕事内容 → 必須条件 → 勤務地・働き方 → 年収 → 待遇」の順で見ると、年収だけに引っ張られにくくなります。確認の見方をそろえると、自分に合う求人と、数字は高いけれどズレやすい求人を分けやすくなります。

年収以外の条件もそろえて見ると、比較しやすい求人が見つかりやすくなります。


▶年収だけでなく働き方や勤務地も比べたいなら【求人ちゃんねる】条件で絞り込んで求人を見て比較する

求人ちゃんねるで求人探しを進める手順

転職の年収を比較するとき、何から始めればよいのか。最初にやることは、条件を増やすことではなく、見る順番をそろえることです。年収だけを先に見ても、仕事内容や働き方がずれると判断しにくくなります。求人票は、同じ順番で見るほど比較しやすくなります。

特に「年収が上がる求人を探したい」ときほど、金額だけで絞ると見落としが増えやすいです。
先に条件の優先順位を決めてから求人を見ると、どの求人が自分に近いかがつかみやすくなります。

条件は3つに分けて整理します

条件の分け方

譲れない

年収の最低ライン、勤務地、雇用形態

できれば

在宅可、残業少なめ、賞与あり

今回は捨てる

役職、社名、細かな福利厚生など

この比較で決まるのは、求人を見たときに「残すか」「外すか」を早く判断できることです。
最初から条件を増やしすぎるより、3つに分けるだけでも迷いが減ります。

Q. 最初から細かく絞り込んだほうがよいですか?

A. 最初は細かく絞りすぎないほうが比べやすいです。条件を増やしすぎると、近い求人を見落としやすくなります。

たとえば「年収」「勤務地」「職種」までは絞って、在宅可や休日数などは次に見る、という順番のほうが整理しやすいです。
先に候補を出してから比較するほうが、希望年収の現実感もつかみやすくなります。

求人票のチェック順

求人票は次の順で見ると、年収条件の意味をつかみやすくなります。

  1. 仕事内容
  2. 必須条件
  3. 時間・勤務地
  4. 待遇
  5. 選考情報

仕事内容を先に見るのは、同じ年収でも任される範囲が違うからです。
必須条件まで見たうえで、勤務地や働き方を確認すると、その年収が自分にとって比較しやすい条件か判断しやすくなります。

待遇では、想定年収の幅、賞与、固定残業代、各種手当の記載を見ます。
ここで「高く見えるけれど、何が含まれているか分かりにくい求人」と「比較しやすい求人」を分けやすくなります。

応募前の最終確認

応募前は、気になる点をメモしておくと整理しやすいです。
たとえば「想定年収に賞与は含まれるか」「初年度賞与は満額か」「固定残業は何時間か」など、後から確認したい点を短く残します。

そのうえで、応募先の優先順位をつけます。
「第一候補」「比較用」「条件確認したい候補」の3つくらいに分けると、全部を同じ熱量で見なくて済むので進めやすくなります。

注意点

年収の見え方は、賞与算定期間、固定残業代、手当の扱い、初年度条件などで変わることがあります。
税金、社会保険、住民税、年末調整などの扱いは個別事情でも変わるため、断定せず、公的機関や勤務先の案内も確認しながら進めるのが安全です。

条件確認の段階では、「いくら高いか」だけでなく、「何が含まれているか」「初年度にどう反映されるか」まで見ると、応募判断の優先順位をつけやすくなります。

ここまでの見分け方を、実際の求人比較に移す段階です。


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まとめ

転職の年収で迷いやすいのは、「どれくらい上がるか」よりも、「自分は何を基準に判断すればよいか」が見えにくいからです。今回の整理では、現年収・希望年収・求人票の想定年収を分けて見て、年収が上がるケースと下がるケース、交渉の進め方、現年収の伝え方まで順番に確認しました。

特に押さえたいのは、年収だけで決めないことです。仕事内容、必須条件、勤務地、働き方、待遇を同じ順番で見ていくと、数字に引っ張られすぎず比較しやすくなります。希望年収も1点で固定するより、最低ラインと相談できる幅を持たせたほうが、求人ごとの判断がしやすくなります。

次の一歩としては、まず年収条件だけで絞り込みすぎず、近い職種や働き方も含めて求人票を数件見比べるところから始めると進めやすいです。条件の見方がそろうと、応募判断の優先順位もつけやすくなります。


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参考出典

厚生労働省『令和6年上半期雇用動向調査結果の概要』
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-1/index.html

厚生労働省『令和6年 雇用動向調査結果の概要』
https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/koyou/doukou/25-2/index.html

国税庁『「支払金額」欄|令和7年分 給与所得の源泉徴収票等の法定調書の作成と提出の手引』
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/hotei/tebikihtml/2-2-3.htm