「Brand Creative Company®」として複数の自社ブランドを継続的に生み育て、10年連続増収増益(※グループ連結・自社調べ)という成長実績を持つ株式会社KURUKURU。生活者への価値提供と、それを支える人づくりの文化を武器に、今も進化を続けています。
今回は、人事責任者のK.Yさんに、独自の事業展開や組織づくり、そして未来に向けた挑戦についてお話を伺いました。
K.Yさん(人事責任者)
株式会社KURUKURUの人事責任者。新卒・中途採用、研修育成を統括。採用設計・実運用をはじめ、採用HPや自社オウンドメディアの立ち上げ・更新といった採用ブランディング、研修体系の構築などに尽力している。
多角的な事業展開、KURUKURUの全体像

貴社の事業の全体像をお聞かせください。
一言で言えば、当社は「インキュベーション(事業創出)を強みとする事業会社 」です。主軸は自社ブランド事業ですが、それに加えて海外輸出事業、コンサルティング事業、倉庫事業、M&A事業まで展開しており、単なるメーカーや単一ブランドのD2C企業とは異なる広がりを持っています。
GOKUMINやMAIMOをはじめ、寝具、トラベル、美容、サプリ、ペットケア、家電など、生活に関わる多様な領域に進出していますが 、カテゴリが広いからこそ、ひとつの商品の売れ行きだけで会社を語るのではなく、「どんな価値を、どんな形で生活者に届けるか」を軸にプロダクトを設計しています。
ここで重要なのは、当社が“商品を売る会社”である前に、“独自の価値を育てる会社”であるという点です。手がける領域ごとに届ける価値や顧客接点は異なっても、それを連続的に生み出せる仕組みと組織を持っている。この構造が、会社としての強さにつながっています。
各事業を通じて生活者に届ける価値や、その思想についてどのように工夫されているのでしょうか。
当社が届けたいものは、単なる機能や価格の優位性だけではありません。「上質な独自ブランドで最幸の体験価値を創造する」「世界中に最幸を届ける」という考え方があり、商品を通じて暮らしの質や気持ちの豊かさにまで踏み込もうとしています。
この考え方は、手がける領域の広がりとも整合しています。たとえば寝具であれば睡眠の質、トラベルであれば移動体験、美容やサプリであれば日々のコンディション、家電やペットケアであれば生活の快適さに関わります。扱うカテゴリーは違っても、「生活者の不便や不満をより良い体験へ変える」という価値のつくり方には一貫性があります。
だからこそ、当社の事業理解では商品スペックだけを見ても本質はつかめません。何を売るか以上に、どんな顧客課題を見つけ、どうすれば選ばれるかを考え抜く姿勢に、この会社らしさがあります。「ものづくりに関わりたい人」に加えて、「生活者視点で事業やプロダクトを育てたい人」に向いている会社だと言えます。
複数の事業を展開していることは、貴社の成長にどのような影響を与えていますか。
成長を支えているのは、多様な展開を行っていること自体ではなく、それらを育てるための実行体制です。当社は個々のプロダクト単位では見えにくい会社としての輪郭に焦点を当て、創業10年でグループ年商約70億円、10年連続増収増益(※グループ連結・自社調べ)という成長実績を共有してきました。
具体的には、新規事業の立ち上げ、商品開発、デザイン、広告戦略、PR、知財管理、EC運営、物流までを内製化しています。企画だけ、販売だけを担う企業ではなく、価値創出から届け方までを自分たちで握っているのが大きな特徴です。
この内製化には、少なくとも二つの意味があります。ひとつは、意思決定と改善の速さです。顧客の反応を見て、商品や訴求を調整し、販売や物流まで連動して改善していけるため、外部との分業だけでは生まれにくいスピードが出せます。もうひとつは、自社の事業を総合的に理解する人材が育ちやすいことです。各機能が分断されにくく、事業全体を見ながら判断する視点が身につきやすい構造になっています。
挑戦を支える「任せる×伴走」の仕組みと働く魅力

「任せる×伴走」という言葉を掲げていらっしゃる理由を教えてください。
若手や未経験者にも早い段階で責任ある役割を任せつつ、丸投げにはしない。挑戦を前提にしながら、前に進めるための支援も行う。このバランスが、当社のカルチャーの核になっているからです。
象徴的なのが、未経験で入社したメンバーが半年で新規事業の責任者を任された事例です。もちろん、誰にでも同じように役割が与えられるわけではありませんが、少なくとも当社では、年次や経歴だけで線を引かず、意欲と実行力を見ながら機会を開いています。成長企業では裁量の大きさが魅力として語られがちですが、当社の場合は、その裁量を“育成とセット”で提供している点に価値があります。
評価制度も、こうした文化とつながっているのでしょうか。
その通りです。評価は、成果、スキル、行動指針の3軸で運用されており、数字だけ、あるいは姿勢だけで判断しない設計です。結果を出すことは前提にしながらも、どんな力を伸ばし、どんな行動で組織に貢献したかまで見ているからこそ、挑戦する人が報われやすい土台があります。
貴社で働く魅力はどんなところにありますか。
一番の魅力は、自分の担当領域だけを切り取って業務をこなすのではなく、どう立ち上がり、どう育ち、どう顧客に選ばれていくかまでをブランドに近い距離で関わることができる点です。これは、分業が高度に進んだ環境とは異なる面白さです。
自分が関わった企画や改善が、お客様の反応や売上、顧客満足にどうつながったかを実感しやすいため、「自分の仕事の意味を感じたい人」に向いています。特に、自社プロダクトに携わりたい人や、EC・商品企画・PR・採用広報などを横断しながら視野を広げたい人にとっては、学びの密度が高い環境になるはずです。
また、採用面では「新卒初任給30万円」という点も特徴的で、当社が若手人材への投資を明確に打ち出している証拠でもあります。ただし、この数字だけを切り取るのではなく、挑戦機会、評価制度、育成姿勢と合わせて見ることが大切です。報酬水準だけでなく、「どんな責任を任され、どのように成長を支えるか」までセットで示されているからこそ、KURUKURUらしい訴求になると考えています。
次なるステージへ向け、求める人物像と組織の未来

貴社ではどのような方が活躍・成長していますか。
活躍しやすいのは、まず自分から動ける人です。複数の事業を展開する当社では、正解が最初から決まっていない場面が多くなります。だからこそ、指示を待つのではなく、顧客のために何が必要かを考え、仮説を立てて動けることが重要です。
次に、顧客起点で物事を見られる人も合っています。当社は見せ方だけでなく、商品や体験の質そのものに向き合っている会社です。見栄えの良い施策や一時的な成果だけでなく、顧客が本当に求めていることに執着できる人の方が、当社の価値観と噛み合いやすいはずです。
また、任せられるポジションや役割の数には限りがあるため、複数のブランドを持つことは、単なる多角化ではなく、挑戦の機会を増やすことにもつながります。各事業ごとに課題もフェーズも異なるため、手を挙げた人が挑戦できる余地が広く、変化を前向きに受け止められる人にも向いています。
組織としての今後のチャレンジについて教えてください。
これまでの成長の延長線上で、次のフェーズも見据えています。海外輸出比率の拡大、M&Aの活用、顧客接点のさらなる強化、AI活用などが今後の取り組みであり、既存事業の拡大だけでなく、成長の手段そのものを多様化させようとしています。
ただし、こうした構想を実現するうえで、当社自身が課題としているのが「会社名の認知形成」です。ブランド自体の知名度が先行する一方で、KURUKURUという会社の輪郭がまだ十分に知られていない。このギャップは、採用にも影響します。だからこそ今、会社としての思想や組織の魅力を丁寧に伝えることに意味があります。
そして、その先の成長を本当に左右するのは、人材育成です。自社のプロダクトを展開する会社であり続けるには、人も継続的に育たなければなりません。当社が人材育成を経営の重要テーマとして置いているのは、組織づくりが採用のためだけでなく、事業そのものの競争力に直結しているからです。
どのような方にジョインしてほしいと考えていますか。
自分から学び、動き、やり切ろうとする人です。事業拡大の中では、役割や求められる期待が変わることも珍しくありません。逆に、業務範囲を固定したい人、決まった枠の中だけで力を発揮したい人には、少し負荷が高く感じられる可能性があります。KURUKURUの魅力は、整いきった環境ではなく、伸びていく環境の中で自分の役割を広げられることにあるからです。
「未経験歓迎」という言葉を安易に使わないためにも、この組織文化は重要です。未経験からでも可能というのは、経験が不要という意味ではなく、成長の前提となる姿勢があればチャンスがある、ということだと言えます。
当社には、自分なりの考えや行動で会社の将来の資産を築いていける環境があります。変化を前向きに受け入れ、自分の役割を広げられる環境の中で力を発揮してみたいという方は、ぜひ一度お話しできればと思います。
お客様プロフィール
■企業名
株式会社KURUKURU
■所在地
東京都中央区銀座6-10-1 GINZA SIX 13F
■事業内容
・自社ブランド事業
・海外輸出事業
・コンサルティング事業
・倉庫事業
・M&A事業
