株式会社ギガはビジネスに欠かせないコンピュータ・システムに関するサービスや商品を幅広く提供する会社だ。
「ビジネスエンジニアリングパートナー」としてお客様の課題に真摯に向き合っている。
今回インタビューしたのは、代表取締役社長の鈴木栄朗氏。
ネットワークが普及し、時代とともに必要性が高まっている事業内容や、会社と社員が成長し続けられる理由などを詳しく聞かせていただいた。
鈴木栄朗さん(代表取締役社長)
1998年4月 親会社である株式会社コアに入社し、家電関係、携帯電話基地局の開発事業に従事
2019年4月 同社 エンベデッドソリューションカンパニーネットワークソリューション部長
2022年4月 同社 エンベデッドソリューションカンパニーデバイスソリューション部長
2024年4月 同社 産技ソリューションカンパニーデバイスソリューション部長(カンパニー名称変更)
2024年5月 株式会社プロネット 取締役(兼任)
2025年4月 同社 執行役員 兼、株式会社ギガ代表取締役社長
3部門で支えるITソリューションの未来

貴社の事業展開を教えてください。
弊社の事業展開は、大きく3つに分かれています。
「ビジネスソリューション」と「ネットワークソリューション」、そして各部門に関連づける形で「プロダクトソリューション」部門を設けています。
「ビジネスソリューション」で行うのは主に開発です。
具体的には、お客様の要望に応じたシステムの企画や鉄鋼、流通、物流、金融システムの提案を行っています。
また、システムの保守維持管理やローコードツールを活用した開発もこの部門の業務領域です。
「ネットワークソリューション」ではシステムインフラに関するエンジニアリング事業を担っています。
名称のとおり、ネットワークやサーバの設計や構築をお客様に提案します。
さらにクラウドの設計から運用開始まで一貫して対応可能です。
そして最後に、これら2つの部門に付随する、システム情報のコンサルティングや関連機器の販売を担っているのが「プロダクトソリューション」です。
この部門では資産管理も承れる体制になっています。
具体的なサービス内容を教えていただけますか?
弊社で提供しているサービスは多岐に渡ります。
そのなかでも「システムインテグレーション」と「サイバー攻撃・不正アクセス対策ソリューション」はお客様のシステムの重要局面をカバーしているものです。
ネットワーク関連のサービスはお客様側の構成や要望をうかがった上で企画を提案しなくてはなりません。
言ってみればカスタマイズなので、弊社から一方的に提案するわけにはいかないんです。
しっかりと時間をかけてお客様にご納得いただけるサービスを提供しています。
昨今、サイバー攻撃に関するニュースをよく目にするかと思います。
そのため、対策に力を入れているお客様が多く、需要が非常に高まっていることもあり、サイバー攻撃対策ソリューションは、特に注力しているサービスの1つです。
また、強固なシステムを構築したとしても、最終的には人が携わります。
そうすると「内部不正」の可能性もゼロではありません。
この部分における情報漏えいへの関心も高く、漏えいを防いだり、検知したりする対策を個別に提案しています。
さらに、IT資産管理やRPA適合性診断サービスなど業務効率化につながるサービスもお客様にご好評をいただいています。
これらのサービスを一気通貫で承れますし、ピンポイントでの提供も可能です。
柔軟な経営判断で変化に強い会社へ成長し続ける

ネットワークの普及とともにお客様の需要も変化しているのでしょうか?
そうですね、やはりセキュリティについてお客様が敏感になっているのは事実です。
ネットワーク利用においては「入口・出口対策」が基本となります。
わかりやすく言うと、ウイルスに感染する入口対策と感染後に拡大させない出口対策ですね。
いわゆる基幹システムの強化への需要は以前より高まっていると感じます。
実際に引き受けている案件として、受発注システムや公共系の業務などがあります。
しかし、その需要の高まりに供給が追いついていません。
これは業界全体として抱えている問題とも言えます。
システムを導入するにも、何が有効か、どこが弱いのか、診断し対策を練るのは「人」です。
これだけネットワークが普及しているので、大袈裟かもしれませんが有識者が倍増しても、なお足りないと感じています。
そのような問題に直面しているなかで、育成や業務効率化のための貴社独自の取り組みはありますか?
まず、人材育成は関連会社全体で力を入れている取り組みの1つです。
ITシステムソリューションの「スペシャリスト」育成を目標に掲げています。
以前からキャリア別の研修は非常に充実しているので、それに加え、資格取得やセキュリティ、AIのスキル向上を図っています。
次に、取り扱い品目の多さが業務効率化を進めている要因でしょうか。
一見すると、品目数と業務効率には関連がないように思われるかもしれません。
しかし、取り扱うさまざまなメーカーのソリューションツールに、弊社のノウハウを付加してシステムを構築できるため、お客様の課題や要望に柔軟に応えやすいんです。
そうすると、選択肢が増えることで、高品質なサービスを提供でき、結果的として業務効率化につながっています。
それは貴社の大きな強みでもありますね。他に、競合他社と差別化できているところはどこでしょうか?
弊社の創業は1974年で、50年以上続く歴史が深い会社です。
長い歴史のなかで創業以来、黒字・無借金経営をこれまで継続しています。
毎年成長を続けていて、売上高経常利益率は毎年4~6%を超えており、健全な経営を実現している点が他社との差別ポイントかと。
このような安定した経営ができているのは、弊社が時代に応じた事業を選択できていることが理由に挙げられると思います。
創業当時、弊社は有形の事業をメインとしていました。
実際に、私自身も、籍を置いていた親会社の株式会社コアでカーナビやオーディオなど車載の組み込み業務に携わっていました。
いわゆる組み込み業務とは機械にシステムを搭載する業務を指します。
有形の事業、特に車載関連事業は、世界情勢の影響を受けやすく、直近だとコロナ禍や半導体不足などが響きました。
しかし、それらに比べると、無形のクラウド系事業は影響を受けにくく、受注の落ち込みも特にありません。
技術者も世の中の流れとともに方向転換をしたこともあり、事業の比重を見直しました。
結果的に、直近4年間(48期~51期)は過去最高収益を更新し続けています。
世界経済が安定しないなか、このような業績となっていることは弊社の自信につながっています。
また、お客様との信頼関係によって一定の売上を得られているのも、長い歴史をもつ弊社だからこその強みです。
信頼してくださるお客様からの継続的なご依頼はありがたく、弊社の大きな励みになっています。
システムという無形のものを取り扱うからこそ、人と人とのつながりはこれからも大切にしていきたいです。
ギガで「働きたい」「働き続けたい」と思える企業を目指し、お客様と社員のエンゲージメント向上を図る

そのような考えは業務内容が変化していくなかでも不変の礎になり得ますね。そんな貴社のカルチャーを教えていただいていいでしょうか。
私が社長に就任してから、経営ビジョンとして「ギガで『働きたい』『働き続けたい』と思える企業」というキーワードを掲げています。
これはお客様と社員のエンゲージメントを向上させるにあたっても必要なことだと考えています。
エンゲージメントの向上は、市場の活性化にもつながっていくでしょう。
そして、社員が交流する機会が多く、フラットな企業文化が弊社の特徴です。
そのため、取引先に常駐したり、リモートワークをしたりする社員が多いなかでも意見を交わしやすく、風通しの良い雰囲気が根づいています。
会社、社員、相互の成長を実現するには、働きやすい職場であることが大前提です。
さらに、弊社では働きやすさとともに「休みやすさ」も重視しているため、やりがいや自己成長、ライフワークバランスのすべてを両立できる環境であると言えます。
それでは最後に求職者の方々にメッセージをお願いします。
社員の皆さんとともに会社全体でチャレンジを続けていくというのが弊社のスタイルです。
現在の担当領域を超えてさまざまなことに関心を示す社員への協力を惜しみません。
実際にそのような社員は社内外で活躍しています。
また、コンピュータ・システムというと理系のイメージが強いかもしれませんが、弊社では文系出身者が5割以上を占めており、IT業界への新たな挑戦を後押しする環境も弊社の魅力です。
自発的に動ける方、自らの力で影響を与えたい方にはぴったりな職場です。
活発に意見交換をしながら、より良い未来を築いていきましょう。
お客様プロフィール
■企業名
株式会社ギガ
■本社所在地
東京都世田谷区三軒茶屋2-11-26
コア第2ビル9F
■事業内容
・コンピュータ・システムの開発及び維持管理事業【ビジネスソリューション】
・システムインフラに関するエンジニアリング事業【ネットワークソリューション】
・コンサルティング・導入事業及びICT関連機器の販売【プロダクトソリューション】
