2026/02/16

株式会社光洋自動車

一台と一人に向き合い続ける、地域に根ざした整備の仕事

一台と一人に向き合い続ける、地域に根ざした整備の仕事

自動車整備を軸に、新車・中古車販売や保険、レッカー対応まで手がける株式会社光洋自動車。地域に根ざした整備工場として、日々の暮らしに欠かせない「車」を支え続けてきた。
一台一台の車と真摯に向き合い、「困ったときにまず相談してもらえる存在」であることを大切にしている。

今回は、そんな同社の事業内容や地域で果たしている役割、働く人や職場の雰囲気、そしてこれから目指していく姿について詳しく話を伺った。

井上 芳裕さん(代表取締役社長)
株式会社クインオート(ジーライオングループ)に入社
奈良日産自動車株式会社へ転籍
奈良日産自動車株式会社でサービス部長およびオートメンテナンス事業部 事業部長を兼任
2025年10月光洋自動車代表に就任

どんな相談にも向き合う、地域に頼られる存在

光洋自動車の事業内容を教えてください。

当社は、自動車整備を主軸に、新車・中古車の販売や買取、保険対応、レッカーサービスまで、車に関するさまざまなサービスを幅広く手がけています。

自動車整備については「依頼を受けて対応する」というスタイルが基本で、既存のお客様に対して車検のご案内をすることもありますが、「整備をお願いしたい」「困っていることがある」と、お客様のほうからご連絡をいただくケースが多いですね。

また、特定のメーカーに限らず、さまざまなメーカー・車種に対応している点も当社の強みです。幅広い車両に触れながら経験を積める環境があることは、当社の魅力だと思っています。

同業他社と差別化できるポイントを教えてください。

当社の特徴は、どんな旧車・輸入車でも整備を受け入れる姿勢にあると思います。特に輸入車は、車種ごとに特殊な作業や知識が必要で、対応できる整備工場が年々減ってきているのが現状。そうした中で当社では、基本的に「できません」とお断りすることはせず、何かしらの形で整備対応を行うようにしています。

実際に、「いろいろな整備工場で断られて、最後に光洋自動車でやっと受け入れてもらえた」というお声をいただくことも少なくありません。お客様に頼っていただいたからこそ、できる限り応えたい。その気持ちを大切にしながら、お客様第一で向き合ってきました。

また、2年前にジーライオングループに参画したことも、当社にとって大きな転機になっています。グループに入ったことで部品や材料の仕入れにおいてのスケールメリットや、あらゆるリソース、ノウハウを活用できるようになり、できることの幅が広がりました。小さな整備工場でありながら、グループの一員である強みを活かせている点は、当社ならではだと思います。

さらに、ジーライオングループには多種多様な企業があり、将来的にはキャリアマッチング制度を活用した選択肢もあります。今の仕事にしっかり向き合いながらも、長い目で見たときにさまざまな可能性を描ける環境があることも、一つの特徴だと感じています。

光洋自動車の事業が社会に貢献していると感じるのはどんなところですか?

地域にお住まいのお客様一人ひとりのご要望に、丁寧に応えることが社会貢献だと考えています。

「いつもお世話になっている光洋自動車だから」と、ちょっとした不安や困りごとでも気軽に相談していただける。そうした関係性の中で、お客様の声を直接聞きながら整備や対応ができていることが、地域への貢献につながっているのではないでしょうか。

車のことで困ったときに「まず相談してみよう」と思ってもらえる存在であり続けること。その積み重ねが、地域に根ざした整備工場としての役割であり、地域から頼っていただける理由なのだと感じています。

少人数だからこそ生まれる、支え合いのある職場

働く人や組織について教えてください。

当社で働く社員に共通しているのは、真面目さと前向きな姿勢だと思います。

他社で断られた整備依頼であっても、当社でお受けする以上は「できる限りのことをしよう」という姿勢で、一つひとつの仕事に向き合っています。受けた仕事には手を抜かず、最後まで一生懸命取り組む。その思いが今の光洋自動車を築いてきたと感じますね。

そうした姿勢は、自然とお客様への言動にも表れているのかもしれません。当社には、マニュアルがないからこそ、お客様一人ひとりに合わせた向き合い方を大切にしています。例えば、高齢のお客様に説明する際には、テーブル越しに向かい合って話すのではなく、隣に座ってゆっくり丁寧にお伝えする。そんな小さな気配りが、言われなくても自然にできる人たちが集まっている会社ですね。

一人ひとりのお客様に寄り添い、長くお付き合いを続けていく。中には、家族ぐるみで何年も通ってくださっているお客様もいらっしゃいます。そうした関係性を大切にできることが、組織としての強みだと思います。

働き方の特徴はありますか?

当社では、少人数だからこそ柔軟な働き方ができます。分からないことがあればすぐに相談しやすい環境があります。

日々の業務にはスピード感を求めるより、落ち着いて仕事に向き合える雰囲気がありますね。基本的に役割分担はありますが、状況によっては全員で協力しながら対応することも少なくありません。

また、働き方の柔軟さも当社ならではだと思います。急な発熱や家庭の都合があった場合でも、無理をせず調整しながら働けるため、仕事と家庭、どちらかを犠牲にするのではなく、バランスを取りながら長く働いていけるのも当社の特徴ですね。

社内の雰囲気はどうですか?

一言で言うと、とてもアットホームな雰囲気ですね。地域密着型の整備工場ということもあり、お客様との距離が近いのと同じように、社内の人間関係も近く、和やかな空気の中で仕事をしています。

社員は7名と少人数で、そのうち4名が家族という構成も雰囲気づくりに影響しているかもしれません。日々顔を合わせながら、自然と声を掛け合い、助け合う関係性ができています。また、人の入れ替わりが少ないので、同じメンバーで長く働いていけることも特徴ですね。

無理なく、誠実に、整備と向き合う働き方を

今後のビジョンや目標について教えてください。

輸入車や旧車を含めたエンジン車整備で、地域の認知度をさらに高めることを目指しています。「どんな車でも一度相談してみよう」「困ったら光洋自動車に頼ってみよう」。そんな声が自然と広がっていけばいいなと思いますね。

他社よりも上位に立ちたい、数字で一番になりたいというよりも「光洋自動車なら対応してくれる」という評価が、お客様同士の口コミでつながっていくことを大切にしたいです。実際のお客様対応や整備技術を通して信頼を積み重ね、その結果として地域に認知されていく。そうしたあり方を目指しています。

また、中長期的な取り組みとしては、ジーライオングループの奈良日産自動車との協業による効率化や収益面でのシナジーも考えています。奈良県内にはグループ会社が複数ありますが、光洋自動車と奈良日産自動車をそれぞれ単体で考えるのではなく、一緒に取り組むことで、より良い形が生まれるのではないかと思っています。

例えば、先進的なEV車は奈良日産自動車、旧車やエンジン車は光洋自動車というように、それぞれの強みを活かしながら、地域のお客様にとってより適した整備環境を整えていきたいと考えています。

もちろん、会社としての独立性は大切にしつつ、「この整備は奈良日産自動車のほうが効率的」「この車両は光洋自動車が得意」といった判断を、状況に応じて行っていく形です。距離感が近く、私自身が両社に関わっているからこそ、それぞれの良さを活かした連携ができればと思っています。

具体的にどんな人に入社していただきたいですか?

当社が求めているのは、素直で、前向きに物事を考えられる方です。また、向上心を持って仕事に向き合えることも大切にしています。

少人数だからこそ、一人で完結する仕事ばかりではなく、周りと協力しながら進める場面もあります。そのため、自分のことだけでなく、周囲の状況を見ながら動ける方であれば、より働きやすい環境だと思います。

光洋自動車で働くメリットや強みを教えてください。

当社で働く一番のメリットは、一台一台の車と、そして一人ひとりのお客様と、しっかり向き合えることだと思っています。

整備士の中には、仕事を続けるうちに「ただ作業をこなす毎日になってしまった」と感じ、転職したり、整備士自体を辞めてしまう方も少なくありません。毎日次々と入庫があり、考える余裕もなく手を動かし続ける。その忙しさに疲れてしまうケースも多いのが現実です。

本来、整備士を目指す方は、要望された修理を確実に行い、その内容をお客様にきちんと説明し、信頼を得たいという思いを持っているのではないでしょうか。ただ、忙しすぎる環境では、そうした気持ちを振り返る余裕すらなくなってしまうこともあると思います。

当社では、整備士が単に整備だけを担当するのではなく、お客様からの相談を受けるところから、整備、そしてお車をお返しするところまで一貫して関わります。だからこそ、一台一台と向き合いながら仕事ができ、「もともと自分は、こういう整備士になりたかったんだ」と実感できる場面も多いと思います。

そして何より、お客様から直接「ありがとう」と感謝の言葉をいただけること。それが、日々の仕事のやりがいにつながっているんです。整備士としてあるべき姿を、無理なく体現できる。それが、当社で働く一番の強みですね!

お客様プロフィール

■企業名
株式会社光洋自動車

■所在地
奈良県大和郡山市杉町206-1

■事業内容
・自動車整備、新車中古車販売、買取、保険、レッカー

■公式サイト
https://www.koyo123.com/