創業以来、和歌山に根ざして道路・河川・橋梁など地域インフラを支えてきた、株式会社センダイ工部コンサルタント。
「素直・謙虚・誠実」を大切にしながら、スペシャリストとして深く極める道も、マルチプレイヤーとして幅広く挑戦する道も選べる環境が特徴だ。
今回は、取締役副社長の鈴木佳人氏に、働きやすさと成長を両立できる同社の魅力を伺った。
鈴木佳人さん(取締役副社長 採用担当)
製造業、運送業、サービス業などでの勤務を経て、2022年10月に入社。
総務部総務課にて人事・育成関係の業務を中心に活躍し、副社長に就任。
引き続き採用や研修スケジュールの計画など総務全般を担う。
地域の困りごとに応える技術力と迅速な災害対応

貴社の事業内容を教えてください。
当社は地元密着型の建設コンサルタント会社です。
対応エリアをほぼ和歌山県内に絞る代わりに、幅広い業務を手がけています。
国土交通省、和歌山県、県内の市町村からの案件を中心に、創業から50年以上、地元のインフラ整備に携わってきました。
現在は、道路設計、地質調査、建物調査、補償コンサルタントなど、道路や橋梁などの整備に必要な業務を一貫して請け負っています。
和歌山県内には同業者が数多くありますが、2025年度の県内業務の落札金額では上位に入る規模で、老舗でありながら今もトップクラスの実績を維持しています。
地元に密着しながら着実に信頼を築き上げたのですね。
お客様から多岐にわたるご相談をいただくことも多く、当社の技術力・クオリティの高さを評価していただいていると感じています。
創業時から続く「堅実に、着実に、無駄遣いをしない」という経営姿勢が、信頼につながっているのかもしれません。
堅実経営を大切にしながらも、最新の測量機器やレーザー機器の導入など、時代の流れに合わせた省力化・働きやすさにつながる設備投資は積極的に行っています。
また、今後は老朽化が進んでいる道路や橋梁のメンテナンス業務が大幅に増える見込みです。
それらに確実に対応するために、当社では社員の技術力向上に大きく投資しています。
技術研修の強化、ドローン国家資格の取得、新しい設計ソフトの習得、管理者研修など、スキルアップの機会を多く設けています。
2025年度だけでも相当数の研修を行い、技術部のほぼ全員がドローン国家資格を取得しました。
いただいた仕事に確実に対応し続けることが、結果として顧客との信頼関係を守ることにつながると考えています。
他に挙げられる、貴社の強みは何でしょうか。
災害対応の早さですね。
どんなときも最優先で取り組んでいます。
豪雨で道路が川側に崩れたケースでは、復旧のための工事計画をすみやかに立てる必要があり、すぐに対応にあたりました。
和歌山県には大手建設コンサルタントが常駐しておらず、アフターケアや細やかな対応は地元企業でないと難しい場面が多いんです。
当社は道路や地形の特徴も熟知していますし、何かあればすぐに駆けつけられる。
「地元の困りごとに応える」という点では、当社のような中小企業が果たす役割は非常に大きいと感じています。
「素直・謙虚・誠実」コツコツと成長を支える社風と評価制度

貴社が大切にしている価値観について教えてください。
当社が大切にしている価値観は「素直・謙虚・誠実」の3つです。
まず「素直」であること。
新しい知識を吸収したり、周囲の意見を受け止めたりできる人に成長のチャンスが自然とめぐってきます。
そんな願いを込めて、この言葉を掲げています。
次に「謙虚」は創業者が特に大切にしていた言葉です。
「偉くなっても天狗になるな」「いつまでも謙虚であれ」と長年にわたり社員に伝えてきました。
その精神は今も会社にしっかり受け継がれています。
そして「誠実」。
真面目に、コツコツと、実直に仕事に向き合う社風です。
測量や計画業務は丁寧さや正確さが求められるため「適当に納めるのが気持ち悪い」と思えるタイプの方には非常に向いていると思います。
そんな社員が多い一方で、ムードメーカーもいて、落ち着きと明るさのバランスがとれた職場です。
福利厚生や待遇面での特徴はありますか。
2026年度から土日に加えて祝日もすべて休日とし、年間休日は124日に増えました。
年度末は繁忙期で、納期の関係で残業や協力をお願いすることはありますが、その分、夏場はプライベートを充実させられる働き方になっています。
また、業務のデジタル化・DX化が進み、業務効率が大きく向上しているのも働きやすさをあと押ししています。
4月から10月にかけては、残業がほとんどありません。
さらに、休憩時間をより快適に過ごしてもらえるよう、従業員向けにWi-Fiを無料開放しています。
業務用ネットワークとは区別しているため、セキュリティ面でも安心して利用できます。
待遇面での大きな特徴は賞与があること。
金額は大手企業ほどではないかもしれませんが、7月と12月の年2回、賞与を支給しています。
どのような評価制度でしょうか。
評価の最終決定は社長が行いますが、幹部からのヒアリングや、当社独自のシステムを活用しながら、多面的に判断します。
主な評価ポイントは、納期の遵守、仕事への姿勢、会社への貢献度です。
また、チャレンジする意欲も高く評価しています。
自ら手を挙げて難しい仕事に取り組んだり、率先して資格を取得したりする社員には、しっかりと評価と手当で応える仕組みです。
資格手当は加算式で、取得した資格が増えるほど手当も増えます。
給与は、経験や勤続年数を踏まえた基本給に加え、実力や貢献度を数値化して決定。
資格取得や難易度の高い業務への挑戦など、前向きな取り組みが評価に結びつくため、努力が見えやすい制度になっています。
不公平感が出ないよう、慎重に評価・昇給・賞与を決めているのも当社の特徴です。
そうした仕組みは、社員のモチベーションにもつながりますね。
努力している人には、その分をきちんと還元したいという想いがあります。
目に見える形で評価されることで「もっと資格を取りたい」「もっと難しい案件にチャレンジしたい」と前向きに考えてもらえる環境をつくることが、会社の役割だと思っています。
深さも広さも追求できる、技術者としての多様なキャリアプラン

貴社で働くことでどのような成長を期待できますか。
当社では、専門性を極めるスペシャリスト、幅広い分野に挑戦するマルチプレイヤーのどちらも選べる環境があります。
道路、河川、橋梁、農業土木、上下水道など、分野ごとに専門性が高い業界です。
社内には、のり面設計や架線のスペシャリストなど、長年経験を積んだ技術者が多数在籍しています。
「何十年やっても知らないことが出てくる」「やればやるほど面白い」と語るほど、奥が深いんです。
最初はわからないことだらけでも、経験を積むほどに面白さが増し、発注者の困りごとに応えられるようになります。
そして、自分が関わった道路や橋を地元で実際に目にすることで、技術者としての喜びや誇りを強く感じられる仕事です。
一方で、社長としては「川だけでなく道路も、道路だけでなく橋梁もできるように」と、深さと広さの両方を身につけてほしいという想いがあります。
つまりマルチプレイヤーとしての活躍です。
実際、社長はRCCMを8部門も取得し、複数部門を持つ技術部社員もいます。
いずれにも共通するのが「満足せず、どんどんチャレンジする」姿勢。
2025年度も若手社員にとっては対応経験の少ない業務を4件受注しました。
過去の成果品の研究や現地調査を重ね、スペシャリストとマルチプレイヤーが中心となり協力してやり遂げました。
こうした経験が、社員と会社の大きな自信となり、新しい業務にも前向きに取り組めています。
会社の挑戦する姿勢が、社員の成長にもつながっているのですね。
「以前できなかったことができるようになった」という成功体験が積み重なることで、前向きな気持ちが自然と生まれます。
技術的に深く、幅広く挑戦したい人にはとても良い環境だと思います。
良いロールモデルが社内に多くいるので、新しく入る方も自分に合ったキャリアを選びやすいでしょうね。
チームで働く上で大切にしていることはありますか。
当社で大切にしているのは、情報共有とコミュニケーション、いわゆる「報連相」です。
昔は一人に仕事が集中しがちな業界だったと聞きます。
そうならないように、技術部では毎日ヒアリングを行い、朝礼では全員が業務予定を共有しています。
本社メンバーも、来客予定などを含めて報告し、社内の透明性を高めています。
この仕組みによって「一人で抱えこまず、チームで解決する」文化が根づいています。
難易度の高い仕事ではスペシャリストが力を発揮しつつ、上司が進捗を確認し、負担が偏らないようにサポートしています。
最後に、求職者の方へメッセージをお願いします。
当社の魅力は働きやすい環境です。
社員の声を積極的に聞きながら改善を続けており、懇親会や社員旅行などのイベントも開催しています。
直近の50周年記念式典も、社員から好評でした。
また、私が入社してから経営理念を「従業員の豊かな暮らしと 弛まぬ技術力向上を通じて 和歌山のまちづくりに貢献する」と掲げました。
冒頭の「従業員の豊かな暮らし」のとおり、会社に貢献してくれた分は社員にしっかり還元できる職場です。
コンサルタント業は「人」がすべて。
だからこそ、社員が「この会社に来てよかった」と心から思える環境をつくり続けたいと考えています。
これからのセンダイ工部コンサルタントを一緒につくってくれる方と出会えることを楽しみにしています。
お客様プロフィール
■企業名
株式会社センダイ工部コンサルタント
■所在地
和歌山県 和歌山市 永穂 244番地の4
■事業内容
土木建設コンサルタント
測量全般
地質調査
補償コンサルタント
