2025/04/17

株式会社ユーテム・プレシジョン

プライドを持って『モノづくり』に向き合う。チャレンジ精神が人・会社の成長につながる。

プライドを持って『モノづくり』に向き合う。チャレンジ精神が人・会社の成長につながる。

1952年に創業した、株式会社ユーテム・プレシジョン。
特殊刃物メーカーとしてスタートし、現在は特殊工具などの製作を行っている。

機械化、自動化が進む中でも、株式会社ユーテム・プレシジョンが変わらずに大切にしてきたものは「モノづくり」に向き合う姿勢である。

今回は、総務部課長の稲見氏に、現在そしてこれからの「モノづくり」に対する思いを伺った。

稲見 聡さん
1995年 株式会社ユーテム・プレシジョン入社 経理担当として従事
その後、システム担当・総務・採用担当を兼務
現在は総務部課長として、前述業務を担当

BtoBに特化し、細かな要望に応えられる強み

貴社の主な事業内容について教えてください。

基本的にはBtoBの製造業で、特殊工具などを製作しています。

メインの取引先は自動車産業・トラック業界です。
自動車の部品を作っているのではなくて、自動車メーカーがエンジンや車軸を製作する際に用いる、特殊工具などを製作しています。

具体的な取り扱い製品は、部品を作る際に用いる刃物や、固定するための治工具、工場で作っているものを測定する測定具などです。
当社は自社製品を持っているわけではなく、クライアントからのご依頼を受けて、これらの製品を完全受注生産しています。

当社にて製品の設計ができるため、当社で設計したものを製作し、納品が可能です。
また、お客さまから図面提供をもらって製作し、納品することもあります。

創業から70年以上を数えますが、創業当時から時代背景も変わってきているかと思います。その中で扱う商品の変化はありますか?

創業当時は、純粋な刃物メーカーで、一般販売も行っていました。
徐々に刃物類の扱いは少なくなっていき、現在扱っている金型部品や治具類に主軸を移していきました。
最近では、油圧式の治具類も増えてきています。

自動車メーカーがメイン取引先とのことですが、現在、自動車のトレンドはエコカーやEV車に移ってきているかと思います。この点に関して、変化は感じますか?

EV車がメインになると、エンジン系統の生産が減ってくると言われていました。
そうすると、当社への受注も減ってきますので。
しかし、全面EV車になるのは現実的ではないのでは、と考えています。

例えば、トラックに関して言うと、航続距離や耐久性の問題があるからです。
そのため、現在の自動車のトレンドによる影響に関する心配はそこまでしていません。

それよりも、メーカーにおける問題によって工場での生産が止まってしまうことがあったため、そちらの方が不安要素ではありましたね。
リスク管理のためにも、自動車業界以外にも事業を広げるような試みをしています。

M&Aにより業務、会社の可能性が広がる

その点を踏まえ、3年後、5年後など、中長期的な事業展望はどのように考えていらっしゃいますか?

2023年に、M&Aにより株式会社スバックが率いる、スバックグループの一員となりました。
それに伴い、兄弟会社である製造会社とは、協力関係を築いています。
現在、親会社である株式会社スバック、兄弟会社、株式会社ユーテム・プレシジョンの3社で共同プロジェクトを立ち上げ、新製品の開発を進めているところです。

また、株式会社スバックと当社との間では、自社の営業エリアにて相手社の商品も含めての営業施策を展開するということも進めています。

M&Aによって、今までできなかったことにチャレンジできるようになったため、事業の裾野が広がっていることを実感しています。
これらに加え、当社の強みである技術を生かした良品製造によって、さらに信頼される企業になり、結果も出していきたいです。

お互いにメリットをもたらしてくれるM&Aですね!それでは、事業を展開していくにあたって、大切にしていることは何でしょうか?

まずは「顧客第一主義」ということです。
お客様の「モノづくり」に向き合い、お客様とともに開発・製作をするパートナーになることを目指しています。

次に「納期を守ること」です。
技術を生かした良品を製造し、期日通り納めることで、お客さまの信頼を勝ち取ることができると考えています。

また、当社の特徴は「小ロット多品種」です。
短納期対応に重点を置くことで、他社と差別化を図っています。

直近の出来事としては、コンサルタントに介入してもらい、社内プロセスを見直したことが納期の改善につながったと言えます。

さらに、社内的なことで言えば「技能継承」「技術継承」を大切にしています。
そのため、優れた技能・技術を受け継いでくれる、若い方の採用や人材育成に力を入れていきたいと考えています。

刃物メーカーとして創業されたと伺いましたが、機械化が進んでも「人の技術」を受け継ぐこと、良いものを残していくことは大切にするというお考えですね。

当社は東北工場と相模工場を構えています。
東北工場は自動化が進んでいるのですが、相模工場は手動で操作する機械が多く、どうしても人の技術が必要なんです。

手動で行っている作業を機械に落とし込むにも、技術を携えていないとプログラミングができません。
自動化、機械化を進めるにあたっても、人の手や技術は必要不可欠なのです。

新しい領域へのチャレンジに必要不可欠な技術継承

働くことによるやりがいは何でしょうか?

製品の加工に携わると、どんどん技術が身につくことですかね。
OJTを通じて、技術を身につけてもらいます。
実践をしながら、先輩社員からノウハウやスキルを学ぶことが可能です。

教育においては、チームワークを重視しているところが当社の持ち味とも考えています。
技術は人と人との関わりの中で継承していくものでもありますからね。

学べる環境が整っていることはこれから入社する方にも安心感がありますね!どのような方に入社していただきたいですか?

「モノづくり」に興味がある、好きな方、その精神を大切にしている方がいいですね。
理系・文系・経験は問わず、製造業が初めての方でも歓迎します。
加工する作業が好きであれば、ゼロから学べる環境は整っているので、安心してもらいたいです。

経験は問わないと話しましたが、例えば、ロボットコンテストに出場したことがある方は経験を存分に生かせるのではないでしょうか。
自分で試行錯誤してやっていくタイプの方は、当社の業務に馴染みが早いと思います。

当社は量産工場ではなく、あくまでも小ロットでさまざまな要望に対応していく会社です。
一つの作業をするにも「こういったやり方をした方が早いのではないか?」と自分なりの考えを加えることが大切だと考えています。

初めてのことでもチャレンジ精神を持って臨んでほしいというお気持ちなんですね。

そうです。
まずは「やってみる!」という気持ちを存分にアピールしてほしいと思います。
そうすると、技術的なレベルアップも早いんですよ。

また「モノづくり」に対してプライドを持って取り組む姿勢も大切にしてほしいです。
その姿勢に加えて、新しいことへ挑戦する意欲を持っている社員が実際に活躍しています。
そういった先輩の良いところを吸収し、彼らに続いていってほしいですね。

最初に伺ったように、貴社は製作のみでなく、設計も行っているということで、さまざまなチャレンジができる環境のように感じます。

多岐にわたり、さまざまな業務を経験できる環境が整っていると思います。
また、少人数のチームで業務を進めていくので、意見を出し合ったり、変化を加えてみたりということがしやすいです。
チームワークを重視し、アットホームな雰囲気であるとも言えますね。

そういった業務を通じて、技術、ノウハウが身につき、徐々にスキルアップしていきます。
新しい領域にチャレンジする人材が揃うことで、会社の発展にもつながっていくと考えています。

お客様プロフィール

▪️企業名

株式会社ユーテム・プレシジョン

▪️本社所在地

〒252-8558 神奈川県座間市ひばりが丘4丁目21番1号

▪️事業内容

・超硬工具・その他切削工具・工具保持具 及び治具の設計・製作

・金型部品の製作

・機械部品の製作

■公式サイト

https://www.utm-p.co.jp/